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「太平洋食堂」のBlu-ray、DVDが発売されました。

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昨年暮れに座・高円寺1にて上演された嶽本あゆ美作「太平洋食堂」のBlu-ray、DVDが発売されました。
「太平洋食堂」は、幸徳秋水らの大逆事件をテーマにした3時間に及ぶ大作で、5台のカメラ(6K,4K)で撮影したため、編集に1か月余りかかりましたが、この舞台を実現するために大変な努力をされてこられた作者嶽本あゆ美さん、多くの関係者の皆さまにこの素晴らしい舞台を綺麗な映像でお届けできることを何よりも嬉しく思います。
舞台を生でご覧いただいたお客様、海外から配信で見ていただいたお客様からも注文をいただいているようです。
当初、5台のカメラのスイッチングを一人でやる予定だったので、厚さ1cm近くの台本を覚え、稽古に参加して役者さんの入り方や移動の経路を台本に書き込み、カメラの割り当てを決めて行きましたが、照明は、前日のゲネプロで初めて知ることになります。しかも、今回は有料ライブ配信もあり、失敗は許されない状況です。
幸い、舞台は5日間あり、配信は3日目からだったのと、最初は嶽本あゆ美さん(作者ですから、セリフは全部覚えています)がカメラスイッチングをしてくださり、大きな失敗もなく、最終日には5台のカメラの露出調整からスイッチング、配信作業まで一人で行うことができました。
とはいえ、3時間の舞台のセリフを誰がどこでしゃべるか全部を覚えられるわけもなく、直感と、0点何秒かの遅れで追いつける運動神経が必要でした。
稽古、ゲネプロ、6回の本番、編集作業で、3時間のこの作品を数十回見ていることになりますので、ひとつの作品とのこういう濃厚な関わり方もとても貴重な体験ですが、何よりも編集にあたって、作られたご本人の嶽本あゆ美さんのこの作品に対する想いを共有できたことはかけがえのない体験となりました。
生の舞台の魅力は映像では到底表現しきれませんが、映像ならでは役割があります。
素晴らしい舞台がその場限りなんて、もったいない。
舞台関係者の皆さまがもっとハッピィになりますように。
文:泉邦昭

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